Trek-Segafredo 2017期の選手27人分のカートゥーンキャラをイラレで作る メイキング
おおっとあぶない、年内にアップするつもりだったのに間に合うか?前回ポストした記事の続きというか、備荒録もかねて。
そんなわけで、AdobeのIllustratorCC2017を使ってお絵描き27人分作成したわけだ。誰かしらの役にたつやも知れぬので、その工程を載せておきたいと思う。
ただ、内容はある程度Illustratorが使える人向けで初心者向けではないと思う。ご了承いただきたい。
まずはアナログ手描きでラフから。ここでいかに特徴を捉えるかで仕上がりが決まってくると言って良いだろう。そこは画像なり動画なりでじっくり描く選手を観察して、自分の中で消化するしかない。下段中央のアイマール・スベルディアを例に話を進めて行く。
ラフをスキャナーでざっくり取り込み、ペンツールでトレース(青線部分)。ひたすらベジェ曲線との戦いである。顔部分(赤部分の塗りオブジェクト)は共通なので人数分コピーして用意しておいた。
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赤青部分をコピーして新規レイヤー(line)にペースト、元のレイヤーはロックして非表示にする。適当にパスを選択、「オブジェクト:パス▶︎パスのアウトライン」で線オブジェクトから塗りオブジェクト化。
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そのままコピーしてから「表示:ガイド▶︎ガイドを作成(Ctrl+5)」、「編集:前面にペースト(Ctrl+f)」。
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ここからダイレクト選択ツール(a)、アンカーポイントツール(option)、アンカーポイントの削除ツール(-)を駆使する。大変めんどくさい。
余分なアンカーポイントを削除(青丸部分)、ガイドを見ながらアンカーポイントツールでパスの調整をし、尖らせたい部分を作成。これをひたすら続ける。
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まぶた部分は線オブジェクトにプロファイルをかけてるので、「オブジェクト:アピアランスを分割」で塗りオブジェクト化。線オブジェクトは残さないようにしないと、サイズ調整で太さが変わる箇所が出てきて仕上がりが崩れる危険があるため。
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ひとまず全ての線オブジェクトの調整が済んだ状態。顔部分の余分な箇所を消しゴムツール(shift+e)で消して全選択(Ctrl+a)、塗りをスミ100%にしたらコピーして新規レイヤー(colour)に前面にペースト。lineレイヤーはロックして非表示に。
お絵描きの輪郭が出来たので次は色部分を。口(とホウレイ線)部分を削除したら(その部分だけ色が抜けるので)全選択して「オブジェクト:ライブペイント▶︎作成」。
ライブペイントツールに持ち替えて、肌色を選択したらオブジェクトの色をつけたい部分(カーソルを持っていくと赤く囲まれるのでそこを)クリック。塗りオブジェクトが作成される。
これは素晴らしい機能である!これがなかったらいちいちいちいち、輪郭にそってペンツールでトレースするとか、さらに面倒くさいことになっていた!ブラヴァライブペイント!!
全て塗り終わったら「オブジェクト:ライブペイント▶︎拡張」、グループ解除してスミの輪郭部分を削除する。これで色部分が塗りオブジェクトに。個人的には同じ色同士をまとめておきたいので、複合パスにしてしまう。
lineレイヤーを表示、瞳のハイライトを入れて完成。
ボディも共通なやつで。
ナショナルチャンピオンジャージの人は別に作った。上二人、マッズ・ペダルセンとルーベン・ゲレイロは2017年度デンマーク、ポルトガルチャンピオンなので後から追加。下段三人、ジャコモ・ニッツォーロ、マティアス・ブランドル、グレッグ・ダニエルは2016年度イタリア、オーストリア、アメリカチャンピオン。
ペットをSNSで公開してる選手には作ってあげたらめっちゃウケたw
アルベルト・コンタドール。スーパースターなので2パターン作成。
まあそれなりにウケたので楽しかった。こういっちゃなんだが、勝利数がそこまで無かったから勝利ごとにイラレ開いておめでとうお絵描きなんて作れたんだよね(笑)無職だったし。
来年は仕事してるのでそこまでは出来ないと思う。今年一年おつかれさんでした、データの皆様(笑)またどこかで日の目を見られるとイイね。